由仁駅データ |
|
開業日 | 明治25年(1892)8月1日 |
住所 | 北海道夕張郡由仁町本町鉄道用地 |
訪問日 | 平成18年(2006年)3月14日 |
ホームは相対式2面2線。もとは2面3線構造と側線があったらしく、構内は広々としています。近代的な跨線橋(東西自由通路)と年季の入った駅舎が対照的でした。腰折れ屋根の木造駅舎はたいへん素晴らしく、道内の現役木造駅舎としては最古と、歴史的価値もおおいにあった建築物でしたが、2006年夏、老朽化のため取り壊されてしまいました。駅前は民家も多く、店も並んでいますが、どことなく寂しい雰囲気を感じさせます。
2007年(平成19年)に完成した新駅舎は「ぽっぽ館ゆに」という名前が付いていて、「由仁町ふれあい交流施設」というスペースがあります。 訪問時、施設内では絵画展が開かれていて、待合室は狭くなっていました。催事がない場合はそこが待合スペースになるらしく、通常は広々としているようです。
2006年当時の駅舎と比べると、屋根の色や、正面左の増築された部分が無い、といった相違点があります。このころはまだ利用客も多かったこともあり、駅舎もどこか活き活きとした印象を受けます。貨物取扱い廃止が1980年(昭和55年)5月15日。無人化された年がいつかは不明ですが、1984年(昭和59年)2月1日までは荷物取扱いがあったことから、少なくともその年までは有人駅だったことが伺えます。